夢見る旅路

江戸東京発今昔物語

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呉駅〜三ツ蔵〜辰川バス停 この世界の片隅にを歩く4

今回は、「この世界の片隅に」の舞台が呉でよく出てくる「呉駅」「三ツ蔵」、そしてちょっとおまけで「辰川バス停」。

 

呉駅

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現在の呉駅は、1981年(昭和56年)に建てられた4代目。

原作や映画に出てくる駅舎は、1945年(昭和20年)7月2日の呉空襲で全焼してしまいました。当時の駅舎の中には、貴賓室、一等・二等・三等待合室があったようです。

 

三ツ蔵

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原作、アニメ、そして2018年7月からはじまったドラマ版でも度々登場するのが、三ツ蔵(三ッ蔵)こと旧澤原家住宅

すずさんの嫁ぎ先、北条家があるとされる灰ヶ峰の麓と、呉の中心街の間に位置しており、どの作中でも度々登場する、呉のシンボル的な存在です。

 

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江戸時代後期のもので、中国地方を代表する大規模商屋の1つとして重要文化財に指定されています。

 

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裏から見ると、よく見るありがちな蔵の作りではあるけど、品格を感じました。

 

目印は、スーパーの万惣呉東中央店。

呉の観光協会から『この世界の片隅に巡礼ガイド「三ツ蔵」への行き方』という案内が出ていて、バスでの行き方を紹介していますが、呉駅から堺川や中心街を歩きながら行くのがおすすめ。

辰川バス停

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原作とアニメでは、木炭バスが登ってこれなくて、浦野家一行が歩いて登ってくると、ここで周作の叔母で仲人を務める小林さんがお迎えにきています。

すずさんは周作の母だと勘違いして「末永うお世話になります」と挨拶する場面。

 

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ちなみに、ここから上に登った所あたりに、モデルになった家があるとされてますが、聖地巡礼でそれを特定しようという人が多く地域住民の方々の迷惑になっているので、このバス停より上は行くのは避けて欲しいとのことです。

 片渕須直監督も度々つぶやいています↓

 

自分は「聖地巡り」という言葉に違和感があってあまり使っていないけど、人様に迷惑をかけてまで舞台の地を訪ねたいとも思わないので、簡単だけどこの辺で終わりです。

 

参考図書:「図説 呉の歴史」金指正三編著 国書刊行会  他

 

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