鬼平のTV時代劇(吉右衛門版)も、アニメ版もエンディングテーマが良い
鬼平犯科帳TV時代劇版 エンディングテーマ
鬼平犯科帳TV時代劇版は、火付盗賊改方長官の長谷川平蔵役を
- 松本幸四郎(八代目)
- 丹波哲郎
- 萬屋錦之介
- 中村吉右衛門(二代目)
と、名だたる名優が演じていた。
(今、千葉テレビや神奈川テレビで丹波哲郎版や萬屋錦之介版をやっているのでたまに録画して見ています。)
その中でも、やはり二代目中村吉右衛門版鬼平のエンディングテーマが良い。
Gipsy Kings(ジプシーキングス)の「inspiration」というインストゥルメンタル曲。
ジプシー・キングスは、フランスのアーティストで、キリンの淡麗のCMの「ボラーレ」など、日本でもCMのテーマソングなどにもよく使われてる。
1988年のファーストアルバム「ジプシー・キングス」に、この「inspiration」が収録され、中村吉右衛門版鬼平の第1シリーズ(1989年〜)から、ずっと使われてきた。
大の時代劇好きだった子供の頃、このエンディングテーマには違和感を感じていた。時代劇とはあまりにかけ離れた曲調で、正直言うとあまり馴染めなかった。
その頃、ビデオに録った時代劇を、テーマソング(オープニングもエンディングも)とクライマックスの殺陣シーンをテープレコーダーに編集して入れて聞いていたけど、鬼平のエンディングテーマだけは、入れていなかったように記憶している。
でも、少し大人になった頃から良さがわかってきた。やはり聞けば聞くほど味がある。
バックで映る江戸時代を模した情景もよく、何度見ても最後まで見入ってしまう。
アニメ「鬼平」エンディングテーマ
そして2017円1月から4月まで深夜に放送していた「アニメ版鬼平」のエンディングテーマは、由紀さおりさんが歌う「そして・・生きなさい」
作詞は、テレサテンが歌っていたことで有名な「つぐない」や「時の流れに身をまかせ」 を作詞した、荒木とよひさ先生。
作曲は、多くのアニメ音楽を手がけた、自称「アニメ屯田兵」(wikiより)こと田中公平先生と、とても豪華。
人は夢から生まれた生き物
青空がこんなに切ないなんて
過去も未来も瞬き一つの短い命と知っているから
時よ生まれ変わったら 一春の花でいい
そして生きなさい
そして愛されて・・・
「そして・・生きなさい」歌:由紀さおり
作詞:荒木とよひさ 作曲:田中公平 編曲:川村竜 より
個人的なことだけど、この曲を聴いた時に「青空がこんなに切ないなんて」という箇所が、自分も常々感じていることだったので、すごく共感し、曲を購入してダウンロードした。
するとTV版にはない、2番の歌詞もすごく良かった。
人は自由に旅する生き物
星空がこんなに寂しいなんて
風の行方に心が冷めても
過ぎ行く季節と知っているから
時よ生まれ変わったら
一冬の星でいい
そして生きなさい
そして輝いて・・・
「そして・・生きなさい」歌:由紀さおり
作詞:荒木とよひさ 作曲:田中公平 編曲:川村竜 より
珍しく飽きずに、何度も何度もリピートして聴かせていただいております。