三社祭の見所
浅草、三社祭といえば威勢のいいお神輿!ですが・・・
初日に行われる大行列と、チベットが起源と説がある田楽「びんざさら舞」も外せません。
大行列
初日に行われるのが、浅草を練り歩く大行列。
2018年は、西回りのルート。
浅草組合を出て、千束通り、言問通りを渡り、ひさご通り、浅草六区ブロードウェイを経て、雷門通りから雷門をくぐって、仲見世を通り、浅草寺、浅草神社へと行きます。
先頭は、「浅草あやめ連」のお囃子屋台
江戸の祭りにかかせない鳶頭木遣り。
「ぃよぉ〜〜〜〜お〜〜〜〜」。木遣りを聞くと気分が高まります。
鳶頭木遣りの後ろを神職が続きます。
前でひらひらするのは「東京都指定無形文化財 浅草神社神事 びんざさら」
このあと浅草神社の拝殿と神楽殿で、びんざさら舞の奉納があります。
白鷺の舞
他にも行列は芸者衆、神社総代、町役員の旦那衆と続きます。よく見ると、巾着だけでなく、帯にも「三社」の文字。粋ですねぇ。
白鷺の舞
白鷺の舞は、4月と11月、そして5月の三社祭の時に見られるようです。
浅草寺の慶安縁起絵巻に描かれていたものを、昭和に入ってから再興した舞です。
白鷺さんたちだけではありませんが、雷門、浅草寺本堂などで、みなさんちゃんと一礼をして入って行きますが、白鷺さんの一礼は可愛く思えます。
東京都指定無形文化財 浅草神社神事 びんざさら
びんざさら舞は、三社祭の時しか見ることができない貴重なものです。
いただいた資料によると、びんざさらは、田楽の楽器の一種で、起源はチベットだそうです。
「ビンザ・サラ」はチベット語で「振り動かすと音を出す木」という意味だとか。
五穀豊穣の田楽の舞は、今では東京に残る数少ない神事の一つだとか。
見所は、紙吹雪。これは種まきをあらわしているようです。