夢見る旅路

江戸東京発今昔物語

歴史探訪、名所、読書録、カメラ、日用品などの雑記帳、備忘録。

東京の盲腸線を行く2「東武亀戸線」亀戸駅〜曳舟駅

今回は、久々に東京の盲腸線を行く!

f:id:odekakeiku:20190509111917j:plain第2回目は、東武亀戸線です。

※鉄道詳しくないので、素人目の浅い知識による記載であることをご了承ください。

 

盲腸線

f:id:odekakeiku:20190509111939j:plain【盲腸線】とは、本線や支線から盲腸のようにはみ出て、ちょろっと短距離を走る路線のこと。

個人的な定義は、多くても5駅、距離も5kmくらいまでかな。

以前、盲腸線に言い知れない魅力を小さい頃から感じているという話を友人にしたら、

「盲腸って名前が悪い」(悪いかな?)

「痛い感じがする」(反論:それは盲腸炎、虫垂炎。盲腸自体は痛くないと思う。)

「意味ないみたい」(反論:最近の研究によると盲腸にも意味があるという説もあるらしいよ。)

と散々言われたけど・・・。

今や、ウィキペディアにまで「盲腸線」の記載がある昨今。それほど認知されてきたので「盲腸線」のままで行きますよ。

www.tabijiphoto.com

 

東武 亀戸駅

f:id:odekakeiku:20190509111303j:plain我が家からの最寄駅は曳舟駅だけど、ここはあえて亀戸駅からスタートします!

(わざわざ亀戸駅までバスで来ましたw)

亀戸駅はご存知、JR総武線各駅停車(黄色い電車)が走ります。でもJRとは直接の連絡改札はなく一度駅ビルのアトレ亀戸の中を抜けて行かなくていけません。

 

f:id:odekakeiku:20190509111307j:plain改札近くに「ぎゃらりーかめいど」なるものがありました。亀戸線への愛情を感じます。素敵w

 

f:id:odekakeiku:20190509111310j:plain盲腸線とあなどるなかれ、亀戸線亀戸駅の自動改札機は合計5つ。もちろん有人駅。

ちなみに、同じ東武線の盲腸線である大師線の西新井駅は今は無人駅で、自動改札もない。

 

f:id:odekakeiku:20190509111315j:plain緑とオレンジの電車が停車していました。いずれも2両編成、大師線と同じ電車かな。

 

f:id:odekakeiku:20190509113927j:plain亀戸線の亀戸駅は高架ではないので、お隣のJR総武線各駅も通過する快速も電車の屋根しか見えません。

 

f:id:odekakeiku:20190509111328j:plain

そして地上駅のため階段はありませんが、ちょっとした急な傾斜にもスロープ完備。

こういうタイプの地上駅ということは、歴史が古いということを物語っている気がします。事実、JRも東武も亀戸駅の開業は明治37年(1904年)。日露戦争の時です。

 

f:id:odekakeiku:20190509113913j:plain日中は毎時10分に1本の割合で、ラッシュ時は7分おき。なお東武スカイツリーラインとの直通はありません。

 

f:id:odekakeiku:20190509113917j:plainともあれ、東京都江東区「亀戸」を出発します。

 

「亀戸」から「亀戸水神」へ

f:id:odekakeiku:20190509115316j:plain

亀戸駅を出発して間も無く、わずかにJR線と平行して走るのが見れるスポットがありました。ちょうど、各駅停車(黄色い電車)と特急成田エクスプレスを視認w

f:id:odekakeiku:20190509115507j:plainカーブをまがると、すぐ「亀戸水神駅」が見えてきました。

距離は亀戸駅から700mほどだそうです。駅もカーブにそってあります(駅もカーブしています)。

 

f:id:odekakeiku:20190509115731j:plain江東区「亀戸水神駅」に到着。

 

f:id:odekakeiku:20190509115742j:plainちょっと気になったのが

「亀戸天神の最寄駅は亀戸駅です」「亀戸天神(天満宮)と亀戸水神はちがいます」

という案内表記。

なるほど、間違える人がいるのかもしれないですね。

 

「亀戸水神」から「東あずま」へ

f:id:odekakeiku:20190509120211j:plainゆるいカーブの先、蔵前橋通りが見えてきました。

 

f:id:odekakeiku:20190509120215j:plain蔵前橋通りをくぐるとすぐ、北十間川を渡ります。進行方向右側に見える橋は丸八通り新小原橋(しんおはらばし)。

 

f:id:odekakeiku:20190509120217j:plainほどなく「東あずま」駅に到着。こちらもカーブに沿って駅があります。

 

f:id:odekakeiku:20190509122042j:plain「東あずま」駅から亀戸線の終点「曳舟」駅までは墨田区です。

 

f:id:odekakeiku:20190509122045j:plain東あずま駅近隣を散策したかったので一度途中下車。散策については後日別記事で。

 

ここで亀戸線について少々・・・

亀戸線はワンマン運転

f:id:odekakeiku:20190509135139j:plain東武亀戸線はワンマン運転です。

 

f:id:odekakeiku:20190509113932j:plain

先ほどの亀戸駅で気になったのが、線路脇に立てられていた「ホーム→」の案内標識(反対の2番線側にもあった)。

はじめこの標識必要?と思いかけましたが、亀戸線はワンマン運転のため運転手が1人でドアの開閉から、様々な運行に関する業務をします。

それに、亀戸駅以外は、亀戸へ向かう電車は全て進行方向左側にホームありがました。少しでもミスを防ぐためのようです。

 

f:id:odekakeiku:20190509135822j:plainドアの開閉の操作、確認をするのも運転手の仕事。

 

亀戸線の安全対策

f:id:odekakeiku:20190509122050j:plain亀戸線は、ホームに駅員がいないためか?ワンマン運転のためか?いずれにせよホームに設置されたセンサーで安全確認を行なっているようです。

 

f:id:odekakeiku:20190509122052j:plain

「センサーで安全確認を行なっておりますので、かならず黄色い線の内側をお歩きください。」

と、随所に案内が表記がありました。

 

f:id:odekakeiku:20190509122056j:plain二本の白線がセンサーなのかな?

 

「東あずま」から「小村井」へ

f:id:odekakeiku:20190509140616j:plain東あずま駅あたりで下り電車に遭遇。

昼間の10分おきダイヤだと、このあたりで毎度すれ違うようです。

ちなみに亀戸線は

  • 曳舟へ向かう電車→上り電車
  • 亀戸へ向かう電車→下り電車

と呼んでいるようです。駅のアナウンスでも「上り電車」「下り電車」と言っていました。

 

f:id:odekakeiku:20190509140621j:plain「小村井」駅は直線の駅。ちなみに読みは「おむらい」。亀戸線の途中駅の中では最も乗降者数が多いようです。

 

「小村井」から終点「曳舟」へ

f:id:odekakeiku:20190509140637j:plain戸建ての住宅街の中を走ります。踏切の間隔が狭い気がします。

 

f:id:odekakeiku:20190509140639j:plain住宅街をぬけカーブにさしかかり、京成押上線の高架をくぐります。

信号機の下の「カ」は亀戸線の意味かな。

 

f:id:odekakeiku:20190509140656j:plainほどなくして、終点「曳舟」駅に到着です。

 

f:id:odekakeiku:20190509140700j:plain亀戸駅から3.4km、約8分で到着です。ちなみに料金は150円。

 

f:id:odekakeiku:20190509140715j:plain曳舟駅5番線到着。折り返し亀戸行きになります。

「ワンマン亀戸」って響が、なんとなくいいw

 

f:id:odekakeiku:20190509140718j:plain停車時間も短く、再び亀戸へと走って行きました。

 

www.tabijiphoto.com

www.tabijiphoto.com

www.tabijiphoto.com

www.tabijiphoto.com