1995年公開 スタジオジブリの「耳をすませば」
冒頭はオリビア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton John)の「Take Me Home, Country Roads/カントリー・ロード」からはじまる。
Olivia Newton Johnのカントリーロード
モデルとなったとされる聖蹟桜ヶ丘と多摩川の夜景からはじまり、主人公の月島雫がファミリーマートで牛乳を買って団地の自分の家まで帰る。
このごく日常の当たり前の光景だが、オリビア・ニュートン・ジョンが歌うカントリーロードのせいか、90年代の都市風景とあいまって、なんともいえないリアルな雰囲気を感じつつ物語に世界に自然と吸い込まれていく。
これがオリビア・ニュートン・ジョンのカントリーロードだから、雫の住んでる街、団地の光景とよく合っているのであって、これがカントリーロードの原曲、ジョン・デンバーのカントリーロードだったらどうだったろうか・・・?
なんてどうでもいいことを以前、少し思ったことがあった。
John DenverのCountry Roads
カントリーロードの原曲を作詞作曲(他2名との共同)したジョン・デンバー の「Take Me Home, Country Roads」は、言わずと知れたカントリー調の曲。はっきり言って、あの雫の住む街の光景と合わない。
雫がもし、山々に囲まれた田舎の中学生で、個人経営のデイリーヤマザキで牛乳を買って田んぼのあぜ道のなかを帰宅するシーンだったら、こっちのジョン・デンバーの方が合っていたかもしれない。