夢見る旅路

江戸東京発今昔物語

歴史探訪、名所、読書録、カメラ、日用品などの雑記帳、備忘録。

歴史探訪

万葉集より。大伴家持となでしこの花。家持の忌日8月28日は「撫子忌」と言ってもいいような。

「万葉集」編纂に大きく携わったことでも知られている奈良時代の歌人大伴家持(おおとものやかもち)。 今日、8月28日は「大伴家持」の忌日にあたる(延暦4年8月28日、西暦785年10月5日)。 今回は、大伴家持の忌日近く(夏〜秋)に咲き、家持が愛しよく詠ん…

リニューアルされた広島平和記念資料館(原爆資料館)を訪ねて

広島平和記念資料館 Hiroshima Peace Memorial Museum 2013年から改修工事をしていた、広島平和記念資料館がリニューアルされた。 丹下健三の設計により1955年に開館し、老朽化による改修工事とともに展示内容を大きく見直し開館以来最大規模のリニューアル…

美空ひばりの反戦歌「一本の鉛筆」の歌碑を訪ねる。広島駅新幹線口再開発エリア

一本の鉛筆の歌碑 最近、再開発された広島駅新幹線口の広島テレビの入るビルの1階に、美空ひばりの「一本の鉛筆」のモニュメントがある。 「一本の鉛筆 作詞松山善三 作曲佐藤勝」 「あなたに聞いてもらいたい・・・」 で、始まる「一本の鉛筆」 美空ひばり…

爆心地より1.2kmの所で被曝して助かった 親戚のおばさんの広島原爆の証言記。

平成最後の夏、94歳になられた今もなお御元気な親戚の伯母さんより原爆投下直後の生々しい実体験を聞かせていただきました。 今まで、多くの人に語ることもなかった原爆体験をこのまま埋もれさせては人類の大きな損失と思い、ご本人了承のもと録音をさせてい…

三国志展へ行ってみた!曹操、劉備、関羽等多くの武将の息吹を感じる特別展。上野 国立東京博物館

今回は、東京上野の国立東京博物館で開催されている「特別展 三国志展」について。 開催期間は令和元年 2019年7月9日(火)〜9月16日(月・祝)まで 東京が終わった後は、九州でも開催されるそうです。 音声ガイドは2種類から選べる まず通常版の音声ガイド…

学問のすすめで「演説」の重要性を説いた福沢諭吉。慶應義塾三田演説館。

「演説」という概念 演説とは英語にて「スピイチ」といひ、大勢の人を会して説を述べ、席上にてわが思ふところを人に伝ふるの法なり。 と、福沢諭吉は著書「学問のすヽめ」(第十二編)の中で述べている。 一見、当たり前のような事を言っているようだが、明…

6月23日慰霊の日。沖縄戦、南洋、無知、解釈。戦争を体験していない30代の手記。

6月23日は沖縄「慰霊の日」 自分は戦後50年(1995年)を迎えた中学1年生の時、たまたま手にした「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」を読んで以来、10代〜20代初じめの頃は、沖縄戦には個人的に色々と調べ、実際に現地に足を運んで独り戦跡巡りをしていた。 …

江戸川を渡る時に見える、とんがり帽子と丸い帽子の取水塔。葛飾区 金町浄水場第2第3取水塔

6月6日は「飲み水の日」 ということで、水に関して1つ 江戸川の、とんがり帽子と丸い帽子の塔 東京都と千葉県の都県境にある江戸川を、常磐線や車で水戸街道(国道6号線)の新葛飾橋を渡る時、下流側にとんがり帽子と丸い帽子の塔が見える。 自分は小さい…

旧大野木場小学校 被災校舎。雲仙普賢岳の大火砕流で焼失した学び舎。長崎県南島原市

旧大野木場小学校 1991年(平成3年)6月3日。噴火活動が活発だった雲仙普賢岳から大火砕流が発生。40名を超える死者と行方不明者をだした。 その年の、9月15日にも再び大火砕流が発生する。 瞬く間に大野木場小学校は熱風にさらされ、校舎は全焼した。 幸い…

旧広島気象台。江波山気象館。全国でも珍しい気象の博物館。この世界の片隅にを歩く番外編

今回は、広島市の江波山の山頂に建つ「旧広島気象台」現江波山気象館について。 丘の上の気象台 それほど巡ったわけではないけど、全国の気象台巡りは自分のライフワークの1つ。 どの気象台もたいていは丘の上にあり、遠くから見て小さな城塞をも感じさせる…

鳩山会館へ 小川三知のステンドグラスとバラを見に行く。文京区音羽

今回は、文京区音羽の丘の上にある「鳩山会館」へ 小川三知のステンドグラスとバラを見に行った記録です。 鳩山会館 護国寺の正門より伸びる音羽通りにある入り口から、曲がりくねった坂を登りきると、音羽の丘の上に大正時代に建てられた洋館がある。 ここ…

平成から令和へ 国立公文書館特別展「江戸時代の天皇 」を見に行く

今回は、竹橋の国立公文書館で令和元年5月12日まで開催されている、特別展「江戸時代の天皇」について。 平成31年4月6日(土)〜令和元年5月12日(日)まで、期間中無休でやっています。 近くに用があり、たまたま訪れた特別展でしたが思いの外楽しめたので…

東博の顔真卿展に行く前に予備知識。人物としての顔真卿を知れば「祭姪文稿」の良さがわかる!

国立東京博物館で開催されている特別展「顔真卿」を見に行く前に、書についての予備知識を学んでメモしておこうという記事の2回目。 www.tabijiphoto.com 今回は、特別展の主役、顔真卿について。 来日している顔真卿の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」を…

呉の地名の由来は、九つの嶺の九嶺?造船用材の榑? この世界の片隅にを歩く番外編

呉の地名の由来は九嶺(くれい)?榑(くれ)? 呉の地名の由来は九嶺? 戦後、広島駅前で原爆で母親と死に別れた孤児と出会い、その子を連れて呉に帰るすずさんと周作さん。 呉に着いて、周作さんが孤児を背負い語りかけるシーン。 見い 九つの嶺に守られと…

こうの史代作「この世界の片隅に」と、山代巴著「この世界の片隅で」

気づいている人は多いと思うけど、「この世界の片隅に」のタイトルついてほんの少し。 「この世界の片隅に」と、山代巴の「この世界の片隅で」 こうの史代先生の「この世界の片隅に」と、岩波新書の山代巴の「この世界の片隅で」 この世界の片隅で (岩波新書…

呉 音戸渡船。潮の流れが早く大型船の往来も多い難所もなんのその。この世界の片隅にを歩く12

前回の、巡洋艦青葉終焉の地から音戸渡船まで歩いて行きます。 音戸の渡船も「この世界の片隅に」の終戦後、物々交換で島を渡るシーンで少しですが出てきます。 www.tabijiphoto.com 呉駅から音戸まで歩く 呉駅から青葉終焉の地まで歩いて来たので、このまま…

巡洋艦青葉終焉之地記念碑を訪ねて。晴美さんがあの先に見るはずだったのは青葉?この世界の片隅にを歩く11

今回は、前回の「すずさんと晴美さんが歩いた道(まちあるきガイドブックすずさんが暮らした呉)」よりさらに足をのばし「巡洋艦青葉終焉之地記念碑」を訪ねます。 www.tabijiphoto.com 青葉終焉之地記念碑 「歴史の見える丘」からゆっくりと各所を訪ねなが…

漫画の聖地「トキワ荘」界隈を歩く。豊島区南長崎 椎名町

トキワ荘 トキワ荘のあった場所は、東京都豊島区南長崎3丁目(当時の住所は椎名町)。 トキワ荘は1952年に建てられた木造アパートで、1953年から手塚治虫が住みはじめたのを筆頭に、多くの著名な漫画家が居住していた。 トキワ荘は、昭和57年(1982年)に解…

呉 すずさんと晴美さんが歩いた道。この世界の片隅にを歩く10

「この世界の片隅にを歩く」も、今回で10回めとなりました(長々とすみません;)。 www.tabijiphoto.com 今回も、呉観光協会発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 今回は「コース2 すずさんと晴美さんが歩いた道」を歩きます。 呉駅…

呉 二河公園。かつての桜の名所は、防空壕跡や慰霊塔など戦争の記憶を多くとどめる公園。この世界の片隅にを歩く9

呉に行く度に、しばし通った森田食堂。 ある夜、夕飯をいただいていると、隣の席のおじさま、おばさまと呉の桜の話で盛り上がった。曰く「昔は、二河公園(にこうこうえん)の桜が綺麗じゃった」とのこと。 そういえば、この世界の片隅にの原作にも、二河公…

英国船よりも早く到着し、小笠原諸島日本領有に寄与した明治丸は、最高に優美なロイヤルシップ

今回は、東京海洋大学越中島キャンパスに保存されている明治丸について。 小笠原諸島の日本の領有に貢献した明治丸 江戸時代初頭、小笠原諸島の存在は知った江戸幕府は「ここは日本の領地」という石碑を建ててはいたようですが、特に日本人が定住することも…

呉空襲前の呉の街の面影をめぐる道。この世界の片隅にを歩く8

呉観光協会発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 今回は「コース4面影をとどめる商店街をめぐる道」より 呉空襲で焼ける前の、呉の面影をたどりに少し歩いてみます。 このコースは作中に出てくる場所は少ないのですが、呉空襲以前の…

広島原爆 平和祈念式典に参列して

自分の中では、東京大空襲をはじめとする日本各地の空襲、国内唯一の地上戦となった沖縄、原子爆弾が投下された広島・長崎については、小学生の時から誰に言われるでもなく、自分から様々な本を読み、そして可能な限り足を運んできた。 そして原爆の慰霊祭に…

こうの史代原作「夕凪の街 桜の国」の舞台を訪ねて。広島、東京中野

今回は、「この世界の片隅に」で著名なこうの史代さんの代表作の一つ 「夕凪の街 桜の国」の舞台、広島(と東京中野)をめぐります。 ※原作のコミックをもとに、作中出てくる場所の一部を訪ねています。 夕凪の街 桜の国 夕凪の街 桜の国 (アクションコミッ…

呉 すずさんと周作さんが歩いた道。この世界の片隅にを歩く7

今回も、呉観光協会発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 今回は「コース1 すずさんと周作さんが歩いた道」を歩きます。 まちあるきガイドでは便宜上、呉駅からスタートしますが、今回は原作とアニメの行程を参考に進めていきます。…

呉 朝日遊郭界隈。道に迷ったすずさんが歩いた道。この世界の片隅にを歩く6

今回は、呉観光協会さん発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 「コース3′ 道に迷ったすずさんが歩いた道」を歩きます。 すずさんが砂糖を買った闇市あたり(泉場町界隈) すずさんが砂糖を水瓶に落としてしまったことで、砂糖を闇市…

すずさん描いた、原爆投下前の広島の風景を訪ねる。この世界の片隅にを歩く5

今回は、「この世界の片隅に」の主人公すずさんが、原爆投下前の広島の街をスケッチした風景を訪ね歩きます。 結婚後1度江波へ里帰りをしたすずさんが、呉へ帰る日の朝、お父ちゃんよりお小遣いを五圓もらいます。そのもらったお小遣いで、すずさんはスケッ…

呉駅〜三ツ蔵〜辰川バス停 この世界の片隅にを歩く4

今回は、「この世界の片隅に」の舞台が呉でよく出てくる「呉駅」と「三ツ蔵」、そしてちょっとおまけで「辰川バス停」。 呉駅 現在の呉駅は、1981年(昭和56年)に建てられた4代目。 原作や映画に出てくる駅舎は、1945年(昭和20年)7月2日の呉空襲で全焼し…

この世界の片隅にを歩く2 江波界隈。海神宮、旧広島地方気象台、江波山他

今回は、この世界の片隅にを歩くの第2回め。原作、アニメ版の進行と共にすすめていきます。 2回目は、すずさんの幼少期から嫁入り前までの日々から、江波界隈を少し。 海神宮、旧広島地方気象台、江波山、松下商店、丸子山不動院、皿山などなど。

この世界の片隅にを歩く1 広島江波港から中島本町、相生橋まで

こうの史代さんの漫画(以下、原作)で、アニメ映画(以下、アニメ版)にもなった「この世界の片隅に」の舞台となった場所を歩いてきました。 江波港〜住吉橋〜森永食糧工業広島支店〜中島本通り〜ヒコーキ堂界隈〜大正屋呉服店〜相生橋