歴史探訪
呉に行く度に、何度か通った森田食堂。 ある夜、夕飯をいただいていると、隣の席のおじさま&おばさまと呉の桜の話で盛り上がった。 曰く 「昔は、二河公園(にこうこうえん)の桜が綺麗じゃった」 とのこと。 そういえば「この世界の片隅に」の原作にも、二…
今回は、東京海洋大学越中島キャンパスに保存されている明治丸について。 小笠原諸島の日本の領有に貢献した明治丸 江戸時代初頭、小笠原諸島の存在は知った江戸幕府は「ここは日本の領地」という石碑を建ててはいたようですが、特に日本人が定住することも…
呉観光協会発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 今回は「コース4面影をとどめる商店街をめぐる道」より 呉空襲で焼ける前の、呉の面影をたどりに少し歩いてみます。 このコースは作中に出てくる場所は少ないのですが、呉空襲以前の…
自分の中では、東京大空襲をはじめとする日本各地の空襲、国内唯一の地上戦となった沖縄、原子爆弾が投下された広島・長崎については、小学生の時から誰に言われるでもなく、自分から様々な本を読み、そして可能な限り足を運んできた。 そして原爆の慰霊祭に…
今回は、「この世界の片隅に」で著名なこうの史代さんの代表作の一つ 「夕凪の街 桜の国」の舞台、広島(と東京中野)をめぐります。 ※原作のコミックをもとに、作中出てくる場所の一部を訪ねています。 夕凪の街 桜の国 夕凪の街 桜の国 (アクションコミッ…
今回も、呉観光協会発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 今回は「コース1 すずさんと周作さんが歩いた道」を歩きます。 まちあるきガイドでは便宜上、呉駅からスタートしますが、今回は原作とアニメの行程を参考に進めていきます。…
今回は、呉観光協会さん発行の 「まちあるきガイドブック すずさんが暮らした呉」より 「コース3′ 道に迷ったすずさんが歩いた道」を歩きます。 すずさんが砂糖を買った闇市あたり(泉場町界隈) すずさんが砂糖を水瓶に落としてしまったことで、砂糖を闇市…
今回は、「この世界の片隅に」の主人公すずさんが、原爆投下前の広島の街をスケッチした風景を訪ね歩きます。 結婚後1度江波へ里帰りをしたすずさんが、呉へ帰る日の朝、お父ちゃんよりお小遣いを五圓もらいます。そのもらったお小遣いで、すずさんはスケッ…
今回は、「この世界の片隅に」の舞台が呉でよく出てくる「呉駅」と「三ツ蔵」、そしてちょっとおまけで「辰川バス停」。 呉駅 現在の呉駅は、1981年(昭和56年)に建てられた4代目。 原作や映画に出てくる駅舎は、1945年(昭和20年)7月2日の呉空襲で全焼し…
今回は、この世界の片隅にを歩くの第2回め。原作、アニメ版の進行と共にすすめていきます。 2回目は、すずさんの幼少期から嫁入り前までの日々から、江波界隈を少し。 海神宮、旧広島地方気象台、江波山、松下商店、丸子山不動院、皿山などなど。
こうの史代さんの漫画(以下、原作)で、アニメ映画(以下、アニメ版)にもなった「この世界の片隅に」の舞台となった場所を歩いてきました。 江波港〜住吉橋〜森永食糧工業広島支店〜中島本通り〜ヒコーキ堂界隈〜大正屋呉服店〜相生橋
随分前のことだけど、ちょこっと薩摩への旅路の備忘録。 日英戦争?? 鹿児島を訪れ、佐多街道を佐多岬から鹿児島市内にもどる途中 カーナビに「日英戦争砲台跡」なる記述を見つけた。 当然、「日英戦争」ではなく「薩英戦争」なんだろうけど・・・ 一瞬「日…
新橋竹川町 高田屋綱五郎せがれ白吉、家主田兵、五人組付き添い一同控えたる。 恐れながら町役(町役人)より申し上げます。五人組付き添い一同控えましてございます。 三遊亭圓生(6代目)「佐々木政談」 六代目三遊亭圓生 その11 アーティスト: 三遊亭圓…
今日は、お釈迦様の命日 涅槃会 ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫) 作者: 中村元 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1980/06/16 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 35回 この商品を含むブログ (35件) を見る
山手線の新大久保駅から西へ100mほど行ったところに、今や宝くじ当選のご利益があると人気の「皆中(かいちゅう)稲荷神社」という、変わった名前の神社がある。 今日は、皆中稲荷神社と百人町の由来、そして、つつじについて。 百人町 現在、コリアンタウン…
青木光一の「柿の木坂は駅まで三里〜♪」で有名な石本美由紀作詞「柿の木坂の家」 柿の木坂は、目黒の柿の木坂? 個人的なことだけど、この「柿の木坂の家」は子供の頃、昭和の懐かしの歌謡曲だったか、そんな番組で初めて聞いた。 「柿の木坂は駅まで三里〜♪…
切腹最中で有名な新橋の和菓子屋、新正堂。 忠臣蔵で浅野内匠頭が切腹した、田村右京大夫邸の跡地だったことから、切腹最中を考案されたようです。 www.tabijiphoto.com では、赤穂事件(忠臣蔵)の松の廊下の刃傷事件のあとから、浅野内匠頭が田村邸に移さ…
福山雅治「桜坂」の舞台になった坂の最寄りの駅は、東急多摩川線「沼部駅」。 なかなか味わいの深い小さな駅です。 沼部駅 東急多摩川線の沼部駅。 東急多摩川線は短い3両編成。 電車を降りてホームに立った時、なんともいえない懐かしい感じの匂いがします…
文春文庫 池波正太郎『鬼平犯科帳(6)』「狐火」より 新宿(にいじゅく)の渡し 密偵のおまさは、佐倉の叔母の葬式帰り、下総の松戸を出て、新宿(にいじゅく)の渡口へさしかかる。 おまさは、渡し口のわら屋根の茶店から、大盗賊・狐火の勇五郎の右腕とい…
文春文庫 池波正太郎『鬼平犯科帳(8)』「あきれた奴」より 今回の話の主役は、火付盗賊改方同心・小柳安五郎。 小柳の妻は、非常に難産で母子ともに亡くなった。 市ヶ谷・坪井主水道場 その後、小柳は人が変わったように仕事に、稽古に打ち込む。 以前の安…
鬼平「むかしの男」雑司ヶ谷、護国寺、根津、庚申塚界隈を歩く 文春文庫 池波正太郎『鬼平犯科帳(3)』「むかしの男」より 長谷川平蔵が留守中、江戸の目白台にある平蔵の私邸に、妻の久栄へ宛てられた一通の手紙が届けられる。 雑司ヶ谷の鬼子母神 「ごめ…
文春文庫 池波正太郎作 鬼平犯科帳 泥鰌(どじょう)の和助始末 より 鬼平犯科帳〈7〉 (文春文庫) 作者: 池波正太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2000/06 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (14件) を見る この作品は、江…
今回は、鬼平犯科帳6巻「大川の隠居」より 江戸橋から大川こと隅田川までを歩く・・・のではなく、今回は水上を船で訪ねます。 ある晩、長谷川平蔵が風邪をこじらせ寝込んでいるところに、あろうことか盗人が入り、亡父の形見の銀煙管を盗まれてしまう。 し…
今回は、著者池波正太郎自身が選んだ鬼平五選の1つでもあり「瓶割り小僧」の舞台、神谷町〜麻布鼠坂界隈を歩く。 石川の五兵衛を捉えたものの、一向に素性を吐かない五兵衛。 長谷川平蔵も、どこかで見た男とは思っていたが、思い出せない。 そんなある時、…
浅草の地名の由来は、チベット語か?アイヌ語か? 先日、浅草寺の境内で歴史散歩をされているグループがあった。 案内役と思われる年配の男性の方が「実は、浅草の名前の由来はチベット語だっていう説があるんですね〜」と説明されていた。 たしかに、浅草と…
今回は、池波正太郎著 鬼平犯科帳「谷中・いろは茶屋」界隈を歩く。 火付盗賊改同心、兎忠(うさちゅう)こと木村忠吾が、谷中の岡場所いろは茶屋の菱屋のお松の元に入り浸る。 ここは〔いろは茶屋〕とよばれる岡場所であって、貞享の時代から谷中・天王寺門…
東京シティi Tokyo City i 東京駅丸の内口からすぐのキッテの地下1Fにあります。 コンシェルジュの方々もいて、旅の相談などものってもらえます。 英語などの外国語を話すコンシェルジュの方もいらっしゃいました。 観光情報誌も豊富ですが、 東京の各区市…
以前から気になっていた鷽替え神事。 昨年は凶事が続いたので、今年は幸運に変えようと天神さんで行われる鷽(うそ)替え神事にお出かけしてきました。 鷽は、古来より幸運を招く鳥と伝えられてきました。 特に菅原道真公をお祭りする天満宮、天神様では、古…
今回は鬼平犯科帳 「本所・桜屋敷」界隈を歩きます。 鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫) 作者: 池波正太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2000/04 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (113件) を見る 本所歩きは、というより鬼平…
アニメ版の鬼平が始まった。 「血頭の丹兵衛」は東海道の島田宿が主な舞台だが、アニメ版の第一話なので、今回は火付盗賊改方の役宅について。 清水門外役宅 長谷川平蔵が、五ヶ月ぶりに、清水門外の役宅へあらわれ、牢屋へも顔を見せると、「長谷川さま。ま…