夢見る旅路

江戸東京発今昔物語

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湯島天神 亀戸天神 鷽替え神事 凶事をウソにして幸運に

以前から気になっていた鷽替え神事

昨年は凶事が続いたので、今年は幸運に変えようと天神さんで行われる鷽(うそ)替え神事にお出かけしてきました。

 

鷽は、古来より幸運を招く鳥と伝えられてきました。

特に菅原道真公をお祭りする天満宮、天神様では、古来より鷽との関係が密接。

言い伝えによれば、菅原道真公が蜂の大群に襲われた時、どこからともなく鷽の群れがやってきて蜂を追い払ったとか。

また「」が「」に似ているからという説も、学問の神様らしい説です。

年に1度の鷽替え神事の日は、凶事をうそにして幸運になりますようにと、鷽の木彫りをいただけます。 

 

東京で有名な天神様である、湯島天神(1月25日のみ開催)と亀戸天神(1月24日〜25日開催)の両天神さまの鷽替え神事へ。

 

湯島天神

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まずは、受験シーズン大にぎわいの湯島天神です。

亀戸天神も学問の神様で同じなのですが、なぜ湯島天神ばかり受験シーズンは注目されるのでしょうか。やはり東大の近くだからでしょうか。

 

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湯島天神の鷽替え神事は、初天神つまり1月25日のみ行われます。

午前 9時から、木彫りの鷽を授与していただけます。

 

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10時ごろに到着しましたが、すでに長蛇の列です。平日だからと少しあなどっていました。

 

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列は梅園をぐるっとまわるように並んでいるので、早咲きの梅が鑑賞しつつ待ちます。

 

 

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20分ほどで、木鷽(きうそ)をいただけるところまでやってきました。

 

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木鷽は大と小の二種類。大は¥700、小は¥500。

 

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 大小、大きさというより、高さが異なるようです。

一つづついただきました。

こちらも、なくなり次第終了だそうです。

 

亀戸天神

続いて亀戸天神へ。

湯島天神のすぐ近くにあるバス停「湯島三丁目」から「都02錦糸町駅前行」の都バスに乗り「太平三丁目」で下車して徒歩10分弱で到着。

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こちらは、湯島天神と違い警察まで出動して整理にあたっています。

 

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昨夜は東京でも氷点下になったようで、池には少し氷がはっています。

入ってすぐの池の横から、すでに木鷽の行列がはじまっていました。

 

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後ろに並んでいた方が「今年は1時間ほどだろう。去年より並んでいない気がする。」とおっしゃっていましたが、実際には2時間も並ぶことに。

聞くところによると、3時間も並ぶ時もあったとか。

湯島と異なり、並んでいる方の客層は、高校生から外国の方など老若男女様々です。赤ちゃんをずっと抱っこしているお母さんもいました。

 

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行列の途中で何箇所か、木鷽の値段表がありました。

時折、神社の方が、売切れになると木鷽の値段表を

「売切れ申し候〜」

と言いながら剥がしていきます。

並んでいる間に次々と、売切れになっていくので少々焦ります。

 

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木鷽をいただける売り場の手前になると、昨年いただいた木鷽をお返しする祭壇が設けてありました。

 

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みなさん、長時間並ぶだけあって、1つだけではなく、何個も木鷽をいただく方が多いようです。

 

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我が家も1つだけのつもりでしたが、携帯用の五百円のと、八百円のと、2つ購入。

 

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巫女さんの手元には、サイズで値段を見分けられるように値段表も。

湯島天神のとは異なり、こちらは大きさも様々なので間違わないようにですね。

 

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五百円の木鷽には、透明ビニールケースも付いており、お守りのように携行できるようになっています。

 

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本殿にも大きな木鷽が二体。なかなかの迫力です。

 

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今回は2時間も並んで木鷽を購入しましたが、お守りを売るところには通年購入ができる、うそ守りうそカード型うそストラップうそ土鈴うそ笛などもあります。

 

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亀戸天神を出て、蔵前橋通り沿いのガードレールにも鷽がいました。

 

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亀戸天神そばの商店には、うその貯金箱も。こちらも気になります。

 

 

湯島天神と亀戸天神の木鷽

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左の木の皮が付いている方が湯島天神の木鷽。

 

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右側の木の皮がない方が、亀戸天神の木鷽。

 

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湯島天神の方は、後ろに湯島天神の名前がありました。

どちらも個性的で味があります。

友人親戚にも配ってみたいと思います。

 

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晩秋に新宿御苑で撮影した、本物の鷽。秋には平地にもやってくるようです。

とても可愛らしい小鳥でしたよ。

 

凶事がうそになり、幸運が皆様のもとにもやってきますように。

 

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