北鎌倉から明月院へ
鎌倉の紫陽花寺と言えば、まず出てくるのが「明月院」
北鎌倉の円覚寺から建長寺へ向かう道の、途中少し山あいに入ったところに参道がある。
普段は、さほど人気もない場所だけど、紫陽花の時期は別。周囲の数少ないコインパーキグンも紫陽花の季節だけは大幅に値上がりする。
明月院
明月院といえばよく出てくる、両側に紫陽花の咲く階段。
明月院が紫陽花で、有名になったのは戦後になってからのこと。
嘘か本当かは知らないけど、戦後の物資不足で塀を立てられず、代わりに紫陽花を植えたからともいわれている。
入り口付近では多種多様の紫陽花が咲き乱れる。
明月院ブルー
入り口付近には多種多様の紫陽花があるけど、ほとんどの紫陽花は日本固有種の「姫紫陽花(ひめあじさい)」で統一されている。
鮮やかなブルーで、いつからか「明月院ブルー」と言われるようになった。
お地蔵さんの首掛けもブルー。
「花想い地蔵尊」
どんよりとしたスッキリしない日々が続く梅雨だけど、植物はじめ多くの生き物にとっては恵の雨の季節。心穏やかに梅雨を過ごしたいものです。
やぐら
明月院には、鎌倉でも大きな部類に入るやぐらがあって・・・
紫陽花とやぐらがまたいい感じに思えるのは自分だけかな。
枯山水庭園
明月院自体は規模は小さいながらも、いろいろと楽しめる。
言問はぬ木すら紫陽花 諸弟等が
練りの村戸に あざむかえけり
大伴家持 万葉集 巻第四 七七三
紫陽花の移り変わりも思いの外早いものです。
ウサギ共和国
ちょっとユニークなのが、明月院には、ウサギ共和国もある。
どういった経緯で紫陽花寺にウサギ共和国ができたのかは、わからないけど、
このミスカッチ感がまたいいですね。
頼んでおいた御朱印を忘れずに。
【2018年6月訪】